知覚過敏について
こんにちは。三島市・友デンタルクリニックの伊東です。
今日は知覚過敏症についてお話します。
知覚過敏は20代〜50代の方に非常に多くみられる症状で、誰でもなり得る歯のトラブルです。
これは、歯の内側にある象牙質と呼ばれる柔らかい層が露出することで起こります。歯の表面はエナメル質という非常に硬い層で覆われているのですが、その下にあるのが、この象牙質と呼ばれる柔らかい層です。この層はエナメル質の下に存在しているので、本来露出するべき部分ではありません。
象牙質表面には、歯の中心にある神経から外側に向かって象牙細管と呼ばれる管が無数に伸びています。この象牙細管の開口部がむき出しになることで、外部からの刺激がこの管を通じて神経まで伝わり、それによって瞬間的に痛みが発生します。これが、知覚過敏の症状が発生するメカニズムです。
では、何故本来露出すべきではない象牙質がむき出しになってしまうのでしょう。それには大きく2つの原因が挙げられます。
1つは先程述べました象牙質の上に存在しているエナメル質の摩耗です。エナメル質が何らかの要因により削れ、すり減ってしまうことで象牙質が露出します。
エナメル質はとても硬い層ですが、歯ぎしりや間違った強すぎるブラッシング、また酸蝕症などによって摩耗したり溶け出したりしてしまいます。そうするとエナメル質の内側に存在している象牙質の層がむき出しになってしまうのです。
もう1つの原因としてあげられるのが、歯茎の後退です。歯の頭の部分の表面はエナメル質で覆われていますが、歯の根っこの部分というのは、頭の部分とは少し構造が異なり、エナメル質が存在しません。歯茎が後退することで、本来は歯茎の下に存在し、守られていたはずの象牙質が露出してしまいます。これには、加齢によるものや、ブラッシング時の力が強すぎることによって歯茎が削られてしまう場合、また歯周病によるものなどが挙げられます。
象牙質が露出してしまう原因としてはこの2つが大きなものとして挙げられます。
次に治療法についてお話したいと思いますが、長くなりましたので、次回に続きます。



