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酸蝕症について

こんにちは、三島市・友デンタルクリニックの伊東です。皆さんは酸蝕症というのを聞いたことがあるでしょうか。

酸蝕症とは食べ物などに含まれる強い酸により歯が溶けていく病態です。食べ物(飲み物)の他にも、胃酸やビタミン剤、またメッキ工場などで酸性のガスを吸引することにより起こる職業性の原因なども挙げられます。

食べ物によるものなどは口に含んだ酸によって発生するため、全ての歯に起こる可能性があります。つまり酸蝕症の患者さんというのは全体的に歯が溶けている方が多いということになります。

前歯なら先端の部分が、奥歯なら咬む面が大きく凹むように溶けてしまうのです。

ではどのような仕組みで酸によって歯は溶けていくのでしょう。酸によって歯表面のpHが下がると、そこからカルシウムなどのミネラル成分が溶け出します。これを脱灰といい、pH5.4以下になると脱灰が始まります。通常は酸の供給が止まり、唾液の働きなどで酸が解消されると、プラークのpHは中性に戻り、いったん溶け出したミネラル成分も歯に戻ってきます。これを再石灰化といいます。

しかし、酸の解消までに約30分、ミネラル成分が歯に戻るまでには1時間以上はかかると言われており、そのため頻繁に酸を摂取すると、再石灰化する間もなく歯の脱灰が進み、歯はもろくなって溶け出してしまいます。

ジュースや炭酸飲料、乳酸飲料、スポーツ飲料などの酸性の飲料やレモン、オレンジなどの柑橘類は、ほとんどがpH4.0以下であり、歯の脱灰を起こす酸性度です。大人ですと、健康のためにと意識して食酢を飲んだり、ビタミンCの顆粒を飲んだりする方もいらっしゃいますよね。これらも同様に脱灰を起こす酸性度ですので、このような方も要注意です。

健康に良いからと意識的に摂取しているものが、実は歯にとっては悪い影響を及ぼすこともあります。

しかし、そうは言っても何事もやりすぎは禁物なはずです。適量を適度に摂取すると同時に、摂取後にうがいなどを行いお口の中のpHをコントロールしてあげることなどで、酸蝕症を防ぎましょう。