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エナメル質形成不全とは…

こんにちは。三島市・友デンタルクリニック勤務医の伊東です。今回は2度に分けて、エナメル質形成不全についてお話させていただきたいと思います。というのも、先日友人の子供が検診で、そう指摘されたのだけれど…と相談されたからです。あまり聞きなれない言葉ではあるかと思いますが、お子様の中には検診時などに指摘されている方もいらっしゃるかと思い、今回題材にさせていただきました。

 

歯は、口の中に生えてくる頭(歯冠)の部分と、根っこ(歯根)の部分から成り立っており、その歯冠の表面を覆っているのがエナメル質です。エナメル質は、人体の中で最も硬い組織で、水晶に匹敵する硬さがあると言われています。そんな硬いエナメル質が、形成不全だなんて言われると、なんだか不安になってしまいますよね。

 

まずは、エナメル質形成不全の分類についてお話します。

エナメル質形成不全には大きく分けて2つのタイプがあります。

ひとつをエナメル質減形成、もうひとつをエナメル質石灰化不全と言います。

エナメル質減形成とは、エナメル質の厚さが通常より薄くなっていたり、部分的に欠けていたりするようなものを言います。そして、白濁・白斑や黄斑、褐色斑など石灰化の異常(歯の質の異常)がみられるものをエナメル質石灰化不全といいます。

 

では、原因は何なのでしょうか。

エナメル質の形成不全は、遺伝性の病気、または歯の形成期に生じる何らかの原因で起こると言われています。遺伝性のエナメル質形成不全症では、乳歯および永久歯のすべての歯に形成不全が起こりますが、これはかなり稀です。一方、歯が形成される時期に何らかの問題が起こることにより歯の形成不全が生じることがあります。これは全身的な原因で起こることもあれば、局所的な原因で起こることもあります。

具体例を挙げたいと思います。全身的な原因とは、栄養不良や全身的な病気などで、局所的な原因とは、外傷や顎顔面の炎症・感染などです。本当に様々な原因で起こる病気だというのがわかっていただけるかと思います。

また、早産・低出生体重児には歯の形成不全が多くみられるという報告もありますが、このようなお子さんは、出生直後の栄養状態や全身状態が不良になりやすいためだと考えられています。

 

次回に続きます。