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妊娠中の歯科麻酔とお薬の服用について

こんにちは。三島市・友デンタルクリニック勤務医の伊東です。

今回は前回に続き、妊娠中の麻酔薬とお薬の服用についてお話させていただきたいと思います。

 

歯科治療では本当によく麻酔を使います。使っているのは、局所麻酔薬と呼ばれるものです。

麻酔をしないと痛そうだし…でも、麻酔薬ってお腹の赤ちゃんに影響はないの?今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。

 

通常の歯科治療で用いられる局所麻酔薬は、使用量も限られており、局所で分解されることから、胎児への影響は心配しなくて良いと言われています。ちなみに当院で使用している麻酔薬のカートリッジは、1本1mlのものです。だいたい1本程度最初に注射することが多く、その後は痛みの有無や効き具合などにより追加していくこともあります。(痛みの感じ方や効き具合には個人差がありますので、一概にこの量、とは言い切ることは難しいです。)治療によっては、予め少し多めの量を注射することもあります。しかし、どんなに多くても使用量は、数ml程度です。

また、麻酔を使用せず無理に治療すると、それはそれで妊婦さんにとっては大きな負担となります。痛みをがまんして歯科治療を受けることのほうが、数mlの、影響の少ない局所麻酔薬を使用するよりずっと負担が大きい場合があるのです。ただし、過去に歯科麻酔薬の注射で何かトラブルがあった場合は、その事を必ず事前にお伝え下さい。状況によっては麻酔なしで出来る範囲の応急処置のみ行って、出産後に改めて治療方法を検討したほうがいい場合もあります。

お薬の服用については、妊婦さん自身の体調に加えてお腹の赤ちゃんへの影響を考える必要があります。妊娠2〜4か月は胎児の器官が作られてくる時期で、薬物投与にもっとも注意が必要な時期だと言われています。それ以降はリスクは低下しますが、多くの薬物が胎盤を通過することを考えると、服薬の必要性と安定性について考える必要があります。

歯科で用いられる抗生物質や痛み止めは比較的安全に使用できるといわれていますが、そのなかでも安全性の高い薬剤を選んで用いることが望まれます。また、妊娠中は薬物の吸収などがそれまでと異なり、更に排泄能力も低下することから、少量でお薬の効果が発現したり、作用する時間が延長したり、副作用が発現しやすいことがあるので、服用量や服用期間などにも配慮が必要です。

妊娠すると歯科検診のハガキが送られてくることと思います。以前お話したように、お母さんのお口の環境はゆくゆくはお子さまのお口の健康に非常に密接に関わってきます。是非検診を受けていただき、必要な治療がある場合はどう治療を進めていったらよいのかをご相談下さい。妊婦さんのご希望や、体調などを踏まえた上で無理のない治療方針をご提案させていただきたいと思っております。